【2005.10.19 サービス研究会講演】
 クラブツーリズムのシルバー戦略江原氏の熱心な講義
〜異業種からのシルバー産業新規参入ケーススタディ〜

講師: 潟Nラブツーリズム・ライフケアサービス 
           
江原 健児氏 
消費マインドの冷え込みが続く中、“クラブ型旅行販売”という画期的なビジネスモデルで業績を伸ばすクラブツーリズム株式会社。そして同社は 平成15年、“シルバー産業”への新規参入をも果たした。

クラブツーリズムは、なぜ異業種“シルバー産業”への参入を思いたったのか?そして“クラブ型旅行販売”というビジネスモデルから如何にして独自の“シルバー産業”を創生したのか


 潟Nラブツーリズム・ライフケアサービスは「介護事業」「旅行事業」「教育事業」「生活支援事業」の4部門を事業の柱に平成15年6月に設立された。現在、都内3ヶ所で介護事業所を運営。デイケアサービスを実施している。

 同社は介護し易い設備の充実を図るだけでなく、食事は可能な限り事業所内で手作りする等、ホスピタリティの高いサービスに力を注ぐ。同社サービスの独自性は、旅行業で培われた企画力、接客ノウハウに負うところが大きい。例を挙げれば浴槽にはメンテナンスに手間のかかるヒノキ材をあえて採用、食事はやはり難易度の高い選択制メニューを導入。ユーザーに他では得られない格段の充足感を提供する。

 また、要のひとつ、スタッフィングにも“クラブ型旅行販売”で形成された組織作りのノウハウを存分に活用。多数のヘルパーを育成し且つ有資格者を非常勤の戦力として維持整備し、極力少数の常勤スタッフで施設を安全かつ円滑に運営する手法を確立している。

 介護事業は簡素な設備をマンパワー(スタッフのホスピタリティ)で補うという事業構造に陥るケースが少なくない。合理性の追求が避けられない介護ビジネスにあって、一見、簡素化のトレンドに逆行するかのような“贅沢”を安価に提供しつつ収益をあげる同社の事業運営は、他の大手介護事業者と比しても、特筆すべきエレメントを数多く有している。


【講演内容項目
 
 .講師: 潟Nラブツーリズム・ライフケアサービス  江原 健 児 氏の自己紹介

 2.クラブツーリズムの特色と事業現況
    近畿日本ツーリストからの分離独立 / クラブツーリズムのシルバー戦略について

 3.クラブツーリズム・ライフケアサービスにおける事業の考え方とねらい
    基本コンセプト / 介護事業への展開

 4.ディサービス等の事業現況
    高齢者(要介護者)の行動と特性 / 設置場所の条件 / 設備・備品 / 要員体制 / 販売促進の方法 /
    収支構造 / 安全対策 / 機能訓練(介護予防)

 5.今後の戦略
    介護保険の改正 / 良質な人材の確保 / 介護保険外の高齢者ビジネスへの展開